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タロットカード 小アルカナを物語として読むと更に理解が深まる!

公開日: : 最終更新日:2018/05/17 小アルカナ

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大アルカナ物語へ

大アルカナで問題の本質をつかみ、数札で実際に起こる出来事を予測し、人物カードでそこに登場する人物の性格を見るという解釈のしかたができます。小アルカナは、実際に起こる出来事など人生におけるさまざまな一場面がテーマになっています。

大アルカナ偏」に続き、残り56枚の小アルカナの物語をみていきます。カード一枚一枚の意味を覚える前に是非全体のストーリーを読まれることをお勧めします。

小アルカナは、ワンド(こん棒)・ペンタクル(コイン)・ソード(剣)・カップ(杯)の4つのスートに分かれ、それぞれが、「エース~10の数札」と、「ペイジ、ナイト、クィーン、キング」という人物カードからなっています。

小アルカナ「ワンド」


●ワンドのエース
理想に燃え、無から有を生み出そうとする生きるためのエネルギーを表します。思いのままに突き進む情熱を表わすカードです。


●ワンドの2
理想のビジョンを大きく膨らませ、目標を定め、計画を練る段階です。自分の目的地はどこなのか、そしてそのためには何をしたらいいのか、具体的に考えるプロセスを示しています。


●ワンドの3
目標を見つけた主人公はいよいよ実行に移します。新たなアイデアが授かる暗示があります。


●ワンドの4
取り組んでいた物事はひとまず落ち着きます。ゴールはまだ先ですがひとときの安らぎを得るでしょう。


●ワンドの5
休息を終えた主人公が行く手を阻まれているようです。お互いに自己主張をして譲りません。面倒な問題が浮上するかもしれませんが、成長の一過程とも考えられ、その経験を通じ、情熱や信念がどれほどのものかが、試されていると言えます。


●ワンドの6
華々しい勝利を象徴するカードですが、ライバルに勝ったというだけのものではなく、自分を信じ、諦めなかったという勝利なのです。また、優位な立場に油断していると、いつ支配権を奪われるかわからないのがこのカードです。


●ワンドの7
勝利を得た主人公が、自らの立場を守ろうとする段階です。信念や大切なものを守るためには、周囲を納得させるべく戦うのも必要なのです。


●ワンドの8
人物が描かれていないこのカードは、人智の及ばない事象を表わしています。自分が予想しないところで思わぬ急展開があります。目に見えない力が働き、一気に状況が動く可能性があります。それによって物事が大きく広がり、発展していくでしょう。


●ワンドの9
不利な状況にいてもけっしてあきらめず、これまでに勝ち得たものを守るべく、身構えている主人公。もうひと頑張り、粘りをみせて最後まで気を抜かずに取り組む姿勢が大事です。


●ワンドの10
自分の能力以上のことを求められて相当なプレッシャーを受ける状況も考えられます。また、自分がこだわりを持っていることを手放すことができない心の内、何かを得れば、何かを失うこともあります。大事なものを守る責任、また奪われるかもしれないという不安や緊迫感との戦いも暗示しています。


●ワンドのペイジ
強い意志を持っていて、未知なる土地に一歩踏み出して積極的に行動します。今はまだ実力も経験もないものの「やってやろう!」という意欲に満ちあふれています。粘り強く取り組んで成功を手にします。


●ワンドのナイト
パワフルで血気盛ん、積極果敢な人物です。行動力があり、大胆に動きます。野心を抱き、困難に立ち向かいます。情熱的でプライドの高さも見受けられる反面、本能に忠実なあまり自分の欲求を抑えられない面もあり、自分を押さえつけるものに対し、反抗的になることもあります。


●ワンドのクィーン
おおらかで天真爛漫、周囲を照らす光のような存在です。朗らかで頼りがいのあるパワフルな女性です。度胸もあり、意志が強く、人を安心させる器の大きさも持っています。


●ワンドのキング
情熱的で誇り高く、豊富な経験と強靭な精神力、そして決断力を生かし、現状に満足することなく向上しようとする野心があります。自我が強く、人と衝突することもありますが、目下の面倒をよくみる一面も持ち合わせています。

小アルカナ「ペンタクル」


 


●ペンタクルのエース
現実感覚を表します。仕事での成功と名誉、周囲からの信頼、家庭を築くこと、子孫を残すこと・・・。必要なスキルの習得やチャンスの到来を予感させるカードです。


●ペンタクルの2
生まれ持った才能を生かす段階です。臨機応変に、そのときどきでうまく状況判断し、その場にあった対応ができます。背後から迫りくる困難を暗示しますが、本人はそれに気づいておらず楽観的であることを示しています。


●ペンタクルの3
自らの才能を発見した青年が、スキルを磨き、何の実績もなかった状態から一歩前進し何らかの形となることを表わしています。手ごたえや自信を得たときに現れるカードです。


●ペンタクルの4
「3」で成功を体験した主人公は、それを守ろうとしています。「所有」の意味が強く、家族、友人、恋人、財産などお金だけにとどまらず、自分にとって価値あるものを守ろうとします。それらを維持することに意識が向いているカードです。


●ペンタクルの5
手にしていたものを失い、路頭に迷うことになったようです。不安定な生活、過度なストレスなど、見るからに厳しい状況のカードです。ただし、必ずしも経済的な貧しさを表わすわけではなく、心の貧しさや「誰も頼れる人がいない」という孤独感を表わしていることもあります。


●ペンタクルの6
孤独にさまよっていた主人公は、そこで得た学びを生かす段階にいます。与える人と受ける人が描かれたこのカードは、相互関係の大切さを説いています。お金のやりとりに限らず、知恵や労力など有形無形のサポートを表します。


●ペンタクルの7
主人公がこれまで一心に取り組んできたことに成果は得たものの、不満を抱きます。思ったほどの成果は得られなかったのでしょうか。自分なりに評価を下し、次の一手を考える段階です。理想と現実のギャップを目のあたりにし、苦悩することもあるかもしれませんが、ここでしっかり向き合うことが今後のために不可欠です。


●ペンタクルの8
今後の課題を見つけた主人公はそのためのスキルアップに取り組んでいます。基礎から技術を身につける、習得する、反復することの大切さを説いています。単調で平凡な作業ですがあきらめずに努力することで実りをもたらすことを教えています。


●ペンタクルの9
一桁の数を締めくくる「9」で、豊かさの完成を見ます。庭園には多くが実り、満ち足りた表情の主人公が描かれています。ここは、今までの努力の実り夢が具現化された楽園となっています。成功という名の果実を味わうことができるのでしょう。


●ペンタクルの10
「9」のカードで豊かさを得た後は、次世代へと受け継がれていくさまを表わしています。幸福を一族やチームメイトと共有し、繁栄が永続することを暗示しています。「公的に認められる」ということから、幸せな婚姻関係や家族が増えることも表しています。


●ペンタクルのペイジ
雄大な自然の中でペンタクルを見つめるペイジ。学習能力を表わしています。実践的な事を大切にし、物質的な世界のみを信じます。あらゆる事柄から学び取ることができる人で、その能力を表します。


●ペンタクルのナイト
果敢に攻め込むより基本的に守りの姿勢です。快適な生活のために働き、自分の目標に向かって時間を惜しまず辛抱強く努力します。実務的、保守的、勤勉で頼れる男性です。


●ペンタクルのクィーン
豊かな大自然に囲まれた王座にゆったりと座る女性は自然に親しみ、多くを生み出す創造性を発揮します。ビジネス、財産、金銭面で成功をおさめ、彼女の王国に繁栄をもたらしています。快適さをもたらすようなものに頼るより、むしろ内なる安定を得ることの方に価値を置きます。


●ペンタクルのキング
富と財産の中に囲まれて座っています。辛抱強く一生懸命に働いてきた成果です。彼は、お金をどのように使い、稼ぐのか、その術を知っています。基本的に用心深い性格ですが、物質的利益のことになるとイチかバチかのチャンスに賭けるところがあります。

小アルカナ「ソード」


 


●ソードのエース
力強さ、意思力があります。暴力を使ったり策略をめぐらすことなく、正直で素直な気持ちで行動します。決して自分本位ではなく、「この世界をより良くしよう」という正義です。


●ソードの2
この女性は、二者択一的な緊迫した状況に置かれているよう。真実あるいは愛情面での事実と直面しましたが感情的均衡の必要性を感じ、その場での決心をせず後回しにしました。答えを出したいけれど出せないという苦しい状況です。


●ソードの3
選択を誤ってしまったのでしょうか。主人公をとりまく状況の厳しさを示しています。何かが犠牲になります。別離、離婚も意味します。人は避けがたい損失を体験して成長しますので自暴自棄になってはいけません。


●ソードの4
難しい問題のさなかにいて、まだまだ解決のメドが立っていないのでしょうか、孤独の中にいます。今は充電すべき時です。瞑想という精神世界の旅にでも出ましょうか。


●ソードの5
欲しいものを手に入れるため、不正な、あるいは違法な手段を使おうとしているように読み取れます。人の心をもて遊ぶ、あくどく点数を稼ぎまくる、自分の成績しか考えない、などといった意味がこめられています。人を傷つければ同時に自分を傷つける要因を生み出してしまいます。


●ソードの6
よこしまなやり方に手を染めた主人公は、失敗を経験し、たったひとつのバランスを取り戻す手段、それはそこから逃れることです。悲しみに肩を落とした人物を乗せた船が穏やかな水面を進んでいます。手前のさざ波は過去の損失を暗示しています。主人公はあとに問題を残し、苦しみから逃れてきています。


●ソードの7
「ソードの6」で困難から逃げてきたにも拘わらず、また新たな戦いと困難がもたらされます。主人公は、知らず知らずのうちに自滅へとつながる舞台をつくっていきます。無意識のうちにとる行動や思考に気をつけよ。というメッセージです。環境や人を安易に信用しないように警告をしているカードでもあります。

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●ソードの8
彼女は、自分自身が何を求めているのかわからないために、他人の言うがままになってしまっています。自分の立場を確保したり、主張や意思決定をしたりなどということは、恐くてできません。選ぶことを恐れています。現状から抜け出ることもできません。「自分は何もできない」「動けない」と思い込んでいるだけで、実際には精神的な制約は自分自身で生み出したものなのです。


●ソードの9
悲しみに暮れる女性は自分の人生の終わりを悟り、悲しみと失望で眠れないでいます。甚大な損失や失敗が原因なのかも知れません。精神的苦痛にさいなまれています。脅迫と非難があまりに強くプライドを失ってしまったのかもしれません。内なる混乱の結果、自己嫌悪の気持ちに支配されているとも考えられます。


●ソードの10
カードの人物の背中にソードが突き刺さり、失敗と災難をシンポライズしています。破滅は予期せぬ状況で起こります。計画は挫折してしまいます。損失と敗北がもたらされます。が、背景に夜明けが描かれています。試練や困難もまもなく終わりを告げるでしょう。


●ソードのペイジ
知性的です。興味をもったことやゲームを持ち前の運動神経と要領の良さによって、慎重かつ軽快に楽しみます。日々の生活の中にも変化を求め、挑戦を繰り返します。


●ソードのナイト
知的な刺激を好みます。探究心と好奇心が彼に様々な興味を抱かせます。力で押し切るのではなく策略を巡らし、いかにうまく事を進めるのか、スピーディーに計算し、心でなく頭で行動し、勝利をつかみます。


●ソードのクィーン
意志が強く何でも分析する癖があり、心にスキがありません。機敏で情熱家、多才ですから決断力をもって困難を切り抜けていきます。優しさの反面、断固たる態度で周りの人々を導き、相談に応じます。何でも経験してみる事、知識の習得、個人の自由の達成といった事柄が彼女の行動の誘因となります。


●ソードのキング
最高決定者として、決断を求められた事柄すべてに耳を傾けます。誠実さと外交、公平と哀れみの心を見事に調和させ、公正な決定を下します。非常に強い信念を抱いてはいますが、公平な立場からものをみるために他の人の言うことにも熱心に耳を傾けます。
 

小アルカナ「カップ」


 


●カップのエース
始まりです。カップからあふれ出ている水は、心の外に向かって流れる感情や感覚を表わしています。白い鳩は、私たちがより所としている崇高な愛、優しさと哀れみの心・・へ入るイニシエーションを暗示しています。


●カップの2
愛情をお互いに共有するという、思いを通わせ合うこと、愛の絆を育むこと、そして婚姻を表します。


●カップの3
運命の出会いを果たした主人公のために喜びあって踊っています。幸福な結末、愛が育まれること、真の友情を見つけたことを意味しています。家族や、親戚、友達の集まりを表します。


●カップの4
彼の前に並べられたカップはこれまで成し遂げられた実績、業績を表わしています。新しい機会や、社会的な関わりあいに対して拒絶的態度をとっています。今はしばらく考える時です。このカードには、行動をとるよりむしろ、考えをめぐらしましょうというメッセージが込められています。


●カップの5
「カップの4」の彼が、意を決して立ち上がり歩もうとしたのでしょう。ですが損失がでてしまいました。まだ残っているカップがあることに注意してください。救いはまだあるのですが、今の段階では彼はそのことに気づいていません。失ったものをいつまでも嘆いていないで、残っているものに目を向けることが大切なのです。


●カップの6
失意にくれた主人公は幸せだった過去を回想しているよう。過去を思いだすことは、時に傷ついた心を癒やしてくれるもの。無欲で純粋だった自分を思いだす、原点回帰のカードでもあります。


●カップの7
主人公の動機や意思ははっきりしていません。どの方向へ進めば良いのかわからなくなっているようです。それぞれのカップには人生での異なった選択肢をシンボライズしていますが、今回はどれも手にすることができません。混乱とか、優柔不断という意味があり、本人は、自分自身をまだ知らず、何が本当に必要なのかわかっていないのでしょう。


●カップの8
カップは主人公の現在の状況を示しています。別のものを探そうと出かけています。多分「カップの7」で真ん中の魂の解放を探しに出たのでしょう。満月は達成を、三日月は達成の断念を示します。主人公は俗世を捨て、真に大切なものと、魂が求める真実を探す旅に出ました。


●カップの9
裕福そうな男が自分の財産に囲まれて満足げに座っています。快楽への到達を意味しています。上流社会の中でわが世を満喫し、何不自由のないこと、人生の快楽的側面を暗示します。主人公の願望が達成することを約束されているよう。健康状態も経済的にも大変好調です。


●カップの10
「カップの9」では、自己満足でしかなかった主人公ですが、このカードは基本的に家族を表します。調和と真実の愛を表現しています。本当の幸福感は一人では感じられない。共に喜べる人がいてくれるからこそでは?そんな真の幸せの姿を象徴しています。


●カップのペイジ
感情が豊かで困っている人をほっておけない優しさがあり、人を惹きつける、気持ちを落ちつかせる、そのような特徴をもっています。芸術的才能と直感力も持っています。


●カップのナイト
深い愛情の持ち主で、その愛は、動物、植物、自然すべてに注がれます。主人公はカッコよくて、ハンサムな人、魅力的な人です。感情移入しやすいのでロマンティックです。


●カップのクィーン
彼女は慈愛の象徴である。恋愛にとどまらず、すべての命に分け隔てなく愛情を注ぎ、平和とハーモニーを愛します。彼女の愛は周りの人の怒りをやわらげ、苦しみをもやわらげます。


●カップのキング
彼は、どのようなことに巻き込まれようとも自分に忠実で本音を通します。本当に人々や社会のためを思っているのです。性質は、人を感嘆させ尊敬の念を起こさせます。責任感があり、世話好きで、誠実、同情心にあふれています。
 

4つのスートが持つ万物を構成する「火・地・風・水」の四大元素 の意味も知っておこう!

 

● ワンド・・・火のエレメント

 人間が進化の過程で最初に手にしたであろう最古の道具。生きるための力を表し、創造性、情熱、生命エネルギー、意思の力を表わすとされており、本能的な欲求、無謀なチャレンジという意味もあります。
 

● ペンタクル・・・地のエレメント

 護符や紋章、硬貨など、価値を表わす道具として生み出されたもの。能力や経験、愛情など相対的な価値によって測られるものや、地のエレメントの象徴であることから、豊かさや、永続性、安定、不変、一族の繁栄といった意味も表わします。現実的、合理的に物事を見る態度にも通じます。
 

● ソード・・・風のエレメント

 自然界の素材がそのまま道具となったワンドと異なり、ソードは、人間が加工して作り上げた道具であり、自然界の素材を洗練させるという意味合いから、人智、言語、技術、文化などを象徴しており、言葉で伝える、コミュニケーションをとるという意味もあります。知性や言葉は、使い方によっては諸刃の剣にもなるのです。
 

● カップ・・・水のエレメント

 人生の節目に当たる場面や、喜びや悲しみなどの感情を素直に表す場面で使われてきました。杯になみなみと注がれた液体は、人の感情です。そのため、カップは恋愛や人間関係、家族関係における心の通い合い、助け合いなど深いかかわりを表します。情緒や優しさ、人を思う愛情など人間のもつ情動を全般的に示します。

 
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主な参考書籍:
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